昨年に2度、農作業体験なるものを経験して以来
そのご縁で友人となったカミちゃんの田んぼの作業手伝いで
この夏に何度か通うようになり
更にそのご縁で、カミちゃんの師匠親族が経営する畑の収穫作業のバイトもするようになり
三重県名張市の赤目口という長閑な農村が私の週末の癒しの地となるつつあります。
目的は農作業ではない。
実は、農作業を楽しいと感じるようになったのは、農業が好きだからではないんです。
目的①都会を離れて自然に触れられる環境
大阪市内育ちの生まれですが、シティライフ派ではない。
海外暮らしも、気づけば都会でなはく、海か山がすぐそこにあり、野生の動物や緑が多い地に住んできました。
3年前に18年ぶりに日本に本帰国した。地元の大阪市内暮らしがスタート。
2年で既にタイでのスローライフ暮らしに戻りたくなりましたが、コロナという状況。
日本を出られないのなら、田舎のスローライフを!と憧れるようになりました。
そんな昨年に農作業体験をしたので、すっかり農作業のお手伝いを口実に名張市赤目口に通うようになりました。
農作業を通して、自分が求めていた風景の地に出会えました。
あまりにものストレスで強く念じたから引き寄せたのか、呼ばれたのかはともかく・・・。
目的②は瞑想
昨年の初めての農作業のお手伝いは雑草刈りでした。
大豆畑の雑草をただただ刈り取る。
軍手をした手で引き抜いたり、太い茎はカマで切ったり、刃先で雑草の根を掘り起こしたり。
生い茂った雑草はキリがないように思えましたが、無心になって
違う言い方をすれば、ムキになって
雑草を引き抜いていました。
時々ふと、顔を上げて見渡すと、
抜いた箇所がスッキリして見える。その光景を見た瞬間の達成感と爽快感がなんとも心地良かったのです。
その素達成感と爽快感が次のモチベーションへと繋がり、またしばらく無心になって雑草刈りをしていました。
時折、バッタや、ダンゴムシやムカデ、青虫、てんとう虫などたくさんの虫によって「無」が中断されますが
いつの間にかそれら生き物や雑草と対話していたり...怪しげ?😆
土と大地と繋がった気分になり・・・更に怪しげ?😆😆
そんなことがあっても、雑草狩りに集中していることが自体がまるで「瞑想」と同じような感覚!
神経がリラックスしている!副交感神経が有利になっている感覚があったのです。
そう「瞑想」ができている状態に感動して、その後の稲刈りのお手伝い、そして今年の田植えも同様に
自然の中で無心になって作業をする農作業を通して瞑想をしに来るようになりました。
瞑想とは?
タイでは日常で行っていた瞑想、日本に帰ってからはそれができなくなっていたのです。
瞑想ってリラックスする為だと思っていたのに、
「心身リラックスするために瞑想をするのに、心身が健康でないと瞑想ができない。」
と言う事を日本の都会生活で気づきました。
ストレスが溜まっているから瞑想をしようとしてもできない。
様々な呼吸法どころか、基本の腹式呼吸や胸式呼吸すらできない。いえ、そもそも深呼吸ができない。
ところで、ここで言う「瞑想」というのはお寺で座禅を組んで行う修行のようなスタイルや、
伝統的なインドヨガの前後で行うお香を立ててマントラを唱えて行うメディテーション「瞑想」ではなく、
もっと気軽なものです。
近年は大企業のCEOや著名人、アスリートも取り入れているのことで「瞑想」のイメージもカジュアルになっているかと思います。
朝、コーヒーを飲むときに数分間テレビや音のない状態で座って、静かに呼吸に集中する。
もしくは、今日の行動や仕事の予定のシュミレーションに集中して行動を計画を立てる。これも一種の瞑想です。
要は、座るなど体をリラックスさせている状態で頭の中でひとつの事に集中させることがメディテーション「瞑想」です。
そのひとつの集中は「無」や「呼吸」でなくても「仕事の予定」「将来の夢」「目標」などなんでも良いのです。
ただ、ひとつに集中するというのがポイントです。
日本のお寺での座禅という修行はこの集中の対象が「無」なんです。
名張市赤目口での農作業は、私ができなくなっていた瞑想の感覚を思い出させてくれました。
環境や生活スタイルなどで、ストレスは結局は自分で作っているものです。
ストレスの解消方法も個々に違いますが、結局自分で見つけるしかないのです。
その方法が私の場合は農作業です。
もしあなたがストレスを抱えているのなら、
ストレスの解消法が見つからないならば、
今流行りの「瞑想」を取り入れてみてください。
このように「瞑想」しようとして、うまくできない状態であれば、
いろんな場所や環境で試してみてください。
うまくひとつに集中できる状態の場所や環境を探してみてください。
もしうまく瞑想ができる場所と環境があれば、そこはあなたが求めていた場所です。
もしくはその場所に呼ばれているかもしれません。