タイ在住時、よく「アンチャン」を飲んでいました。
兄ちゃん（あんちゃん）・・・ではなく、
アンチャン です。タイ語🇹🇭です。
普段から常温のお水（寒い時期は白湯）を飲む習慣を心がけています。
冷たいお水はあまり飲みませんが、さすがに今年の夏は冷蔵庫に入れた冷たいお水を常備しています。
冷たい飲み物は内臓に良くないとは言いますが、
こう暑いと、時々体の温度を下げたくなります。
さらに、
朝から気分が滅入るような蒸し暑い日が続く中、
気分だけでも爽やかな朝を迎えるために、
アンチャン水を飲んでいます。
朝からテンション上がるブルー！魔法水、美の水、命の水い！
といったら大げさですが、
どうですか？綺麗な色でしょ！？
青いお花で煮出したお水です。
もちろんお水のブルーは天然の色です。
最近日本でも買うことができるのですが、知名度はまだまだ少ないようです。
真っ青な花の形が蝶々に似ていることから、
「バタフライピー」と呼ばれています。
タイでは「アンチャン（anchan)」と呼ばれています。
タイではハーブティーとしてだけでなく、その鮮やかなブルー色を利用して、お米やもち米を炊いたり、お菓子や料理の色付けにもよく使われます。
でも大丈夫。
タイでこんな食べ物見かけても安心してください。
鮮やかなブルーや紫は、ほぼアンチャンからだと思ってもいいかと思います。
その鮮やかな青いお花の主成分は抗酸化物質ポリフェノールの一種である
アントシアニンです。
アントシアニンと言えば、ブルーベリーが有名ですが、バタフライピーに含まれるアントシアニンは、ブルーベリーの約4倍とも言われています。
アントシアニン効果
医学的にも認められているアントシアニンのその効能は？
- 眼精疲労や視力の改善
- 老化防止、アンチエイジング・美肌効果
- 内臓脂肪の蓄積を抑える作用
- 美髪効果
🍀眼精疲労や視力改善
アントシアニンは、ロドプシンの再合成を助ける効能があります。
ロドプシンは目の網膜にある視神経細胞の色素で、光によって分解されることで視覚信号を脳に伝え「見える」と認識するしくみ。分解されたロドプシンは短時間で再び合成、目を使うと分解といったように、再合成と分解を繰り返します。
しかし、目を酷使したり加齢によって、再合成する力が弱くなり間に合わなくなり ロドプシンは減少していきます。
アントシアニンは、このロドプシンの再合成を促進することで、眼精疲労を和らげ、視力回復を助けてくれるようです。
🍀老化防止 、アンチエイジング・美肌効果
アントシアニンは、老化の原因でもあり、私たちの体内で増殖する活性酸素（体をサビさせる） を除去する抗酸化作用が認められています。
活性酸素とは、”他の物質を酸化させる力が非常に強い酸素”のことです。
活性酸素は殺菌力が強く、体内では細菌やウイルスを撃退する役目をしているのですが、増えすぎると、正常な細胞や遺伝子をも攻撃（酸化）してしまうようです。
その為、お肌のシミ・シワといった老化現象から、動脈硬化・心筋梗塞、がん、糖尿病、 アルツハイマー型痴呆症など多くの生活習慣病の原因として注目されています。
アンチャンに含まれるアントシアニンは、アントシアニンを含有する植物の中で一番の安定性を持ち、優れた抗酸化作用を示す。
また、アントシアニンは、コラーゲンを安定させる作用があります。
ご存知コラーゲンは、皮膚のハリや弾力を保つたんぱく質です。サプリメントで摂取する女性も多いですね。ちなみに化粧品にも入っていたりしますが、残念ながら皮膚からも吸収されないようです。
つまり、アンチャン水を飲むと体の様々な老化を遅らせてくれる効果を期待できます。
🍀内臓脂肪の蓄積を抑える作用
マウス実験にて、アントシアニンは体脂肪蓄積抑制、脂肪細胞の肥大化、脂肪肝、高血糖などを抑制する研究結果もあるようです。
また、タイの伝統医学では、アアンチャンには、抗血栓、血栓溶解をする成分が含まれるので、動脈硬化や血栓症を防ぎ、虚血性心疾患や脳血管障害などを予防する効期待され、心疾患、脳血管障害、高脂血症等の治療としても用いられています。
動脈硬化の予防、血圧上昇の予防、コレステロールを減らして血液の流れを良くする効果に期待できるので肥満予防となります。
🍀美髪効果
頭皮の血行促進効果が期待できるため、 薄毛に抜け毛の予防、白髪防止にも効果があると言われています。 タイではバタフライピーのシャンプー・リンスも売っていますが、飲むときと同じように、 煮出したバタフライピーを髪や頭皮に付けるだけでもいいんです。
食品以外のコスメもなるべく天然・自然の物を取り入れたい、また、環境汚染問題から、ヘアケア商品、石鹸、ついでに洗剤など、シリコン・合成ポリマー・合成界面活性剤などなど、なるべく使わないようにしたい人にはおすすめです。
飲み方と注意
すぐに飲むなら、一般の紅茶やハーブティーと同じ。
乾燥したアンチャンの花房をお湯に入れるだけです。
数時間はかかりますが、水出しでも大丈夫です。
私は夏場の朝お水代わりに飲んでいるので、上記写真のように700㎖のグラスボトルにピュアウォーター、花房を５、６房入れて寝る前に冷蔵庫に入れます。
こんな色ですが、味は殆どないです。
ほぼ無味無臭です。敏感な方なら若干味と香りを感じるかもしれません。
レモンやライムといった酸を入れると、青から紫に変化します。
これについては、また、次回に書きます！
非の打ち所がないアンチャンですが、欠点もひとつ。
・妊娠中は避けてください。
子宮収縮作用があるため妊婦さんが飲むと流産の可能性があると言われています。
・生理中は避けてください。
血液サラサラ効果は上記で書きましたが、血小板凝固を抑制する作用もあるので生理中に摂取はすると血が止まりにくくなります。
アンチャンのすすめ
スーパーフード、美のハーブ
以上、美魔女のブルー水！と言いたくなる理由でした。
飲んでも頭に塗っても効果的なバタフライピー！すごいですね。
美容にも健康にも良くてサプリメントと違って１００％天然
色は賛否両論かもしれませんが、鮮やかなブルーがお料理やお菓子の着色料として使われ、見栄えも素敵！
サプリメントでアントシアニンやコラーゲンを摂取しているのなら、アンチャンに替えてみてはいかがですか？
日本では通販などで手に入りますが、高いですよね。
タイでは普通に庭先に咲いています。もちろん、花を乾燥させたものも売っていてとても安いです。
日本でネット販売されている相場を見ましたが、約10分の１の値段です。
タイと日本を行き来するタイ人友人何人かいるので、タイ本場から時々手に入ります。もし、試して見たい方。
格安で欲しい方は個人的にお知らせいただければ、お分けします。
同じ東南アジア発祥のドリンク、タピオカドリンクも確かに日本以外でもアジアでも人気の飲み物ですが、いくらブームでも健康から考えると飲みたくないものです。
健康の為には体に良い物だけが流行ってほしいですね。
ぜひアンチャンが流行ってほしいです。